獅子吼高原スカイフェスタ

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奇想天外な仮装パラグライダー!!
 
獅子吼高原スカイフェスタ 2008レポート
 
 2000年から始まって今年で9回目を迎えた獅子吼高原スカイフェスタ2008が8月2日・3日の2日間開催されました。毎年全国から多数の参加をいただき、今年は仮装フライト部門に15チーム80名、そして日本初の競技となるヴァーチカルレースに20名が参加して盛大に行われました。

   


 【大会初日】
  当日は台風8号から変わった低気圧の前線が日本海に伸び、北陸地方はやや強めの風が予想されていました。それでも朝早く全国からたくさんのパイロットが仮装作品を積んで集まり、準備に余念がありません。受付のあと大物仮装は2tトラックにて、選手はゴンドラにてテイクオフに出発、強めの風の中、開会式が山頂で行われました。地元白山市鶴来支所の越新一支所長、スカイ獅子吼の紺清美千子実行委員長、鶴来商工会、鶴来観光協会からの歓迎のあいさつに続き、選手宣誓は昨年度優勝チーム、エアパークCOOの高津知明選手が行って開幕となりました。
  開会式のあとは日本初、世界でも初の試みとなる「ヴァーチカルレース」の競技説明を行いました。なにぶん初めての試みですので選手の皆さんと一緒にルールを確認するようにブリーフィングを行いました。
  しかし強めの風はなかなか収まる気配がなく、仮装作品をテイクオフ場に運び込み、それぞれのチームが司会者のインタビューと共に、それぞれの仮装の紹介とパフォーマンスを繰り広げました。各チームとも熱い思いが作品にこめられており、それがひしひしと伝わってきました。中でも目を引いたのは立山チームの「タテヤマインパルス」。ブルーインパルスの訓練さながらにパイロット10数名が隊列を組んで行進、号令にあわせたきびきびとした動きで観客の皆さんに好評を得ました。

  正午近くに次第に風が弱まって来たのを見計らい、ウィンドテクニシャンの地元パイロット山本泰弘さんがフライト。安全を確認の後、ヴァーチカルレースから競技を開始しました。タスクは1本のフライトの中で2タスクをこなします。TASK1はスタート高度500m、ゴール高度600m(テイクオフレベル)。TASK2はスタート高度400m、ゴール高度600m。1本のフライトの中で何回でもトライしてよく、その中で最もいいタイム、すなわち上げる速さを競います。選手は高度を上げては翼端折をして高度を下げるという、一風変わった競技の様子が繰り広げられました。このはじめての試み、ヴァーチカルレース、第1回の世界チャンピオン?初日トップは中村裕昭さんでした。

  しかし残念ながらこの強風は収まる気配がなく、今日の仮装フライトはキャンセル。ゴンドラで下山の後、3時半からふれあい館芝生広場でウェルカムパーティを行いました。焼肉、サラダ、枝豆にビール・地酒がたくさん!そして今回は大道芸人のKeiとボビーがパーティを盛り上げてくれました。ジャグリングや恒例の?火吹きにチャレンジした方も。大いに盛り上がり、明日に備えて英気を養いました。


   

 【大会2日目】
  今日も前線の影響で風が強めの予報。南よりの風が吹き、気温はお昼にかけてどんどん上昇して35度近くに。昨日仮装が飛べなかった分、何とか今日は飛んでほしい!しかしながら早朝からスコープで覗く山頂の風はすでに強そうです。朝のうちランディング場ではモーターパラグライダーのデモンストレーションを行いました。 ところがいざテイクオフに上がってみるとなんと飛べそうではありませんか!早速フリーフライトからテイクオフ開始!続いて仮装もフライトを開始しました。 京都のバーズからは2チームが参加、「Do you Kyoto?」は地球環境を題材に地球とDo you Kyoto?という言葉を吹流しに表現しアピール。「竹取物語」はキショインジャーと呼ばれる?3名のかぐや姫、竹の中から生まれたかぐや姫とおじいさんがタンデム飛行。
  メルヘンな仮装を披露してくれました。 富山の立山ハミングバードはパイロット3名、クルー9名、「Tateyama Impulse」として青のつなぎに身を包み、入場行進から整列、セットアップまで規律よく準備が進められ、そして3機同時にテイクオフ。会場のアナウンスにあわせた、スモーク(紙テープ使用)、ターンを繰り返し見事にそろった動きで観客から歓声が沸きました。
  茨城のエアパークCOO「キャロットレーサー」はにんじんがレースマシンに変身!大きなタイヤが印象的で、転がる姿もなぜか好評でした。
  地元スカイ獅子吼PGSの北口勉作「目玉のおやじ」は大きな目玉とひょろひょろっとした胴体がなんともおかしな作品。
  ゴンドラのスカイ獅子吼は自動販売機の仮装「ジュース買ってえ、お願い」自動販売機をそのまま地元のベテランパイロットの下に吊るすという大胆な作りが大いに受け、心配したランディングもきっちり決めてくれました。
  静岡から初参加の4人は「アラブからの無言のアピール」で地球温暖化をテーマに、本物のアラブの衣装に身をまとってフライト。今回は時節を反映して環境問題をテーマにあげるチームが2つエントリーしており、この問題の関心の高さを感じます。
  兵庫のTAKチームからは「ウルトラ怪獣大飛行」いつもかわいらしい凝った仮装で参加してくれます。今回もウルトラマンと怪獣たちを見事に作っていました。TAKのもうひとつの参加は大物「ペンギン物語 パートT」、初日はまだ下で骨組みから作っていましたが何とか仕上げてテイクオフへ。残念ながら今回フライトならず、来年のパートUに期待します。
  地元獅子吼高原PGSチームからはパーマン。ご存知、藤子不二雄の名キャラクター。バードマンから1号〜4号までかわいらしく飛んでいきました。
  長野のKPSは連続物の赤いシリーズ「舞い上がれ、9尾の赤いきつね」尾が9ある赤いきつねの仮装がきらきら光っていてとてもきれい。手が大きくてコミカルでした! そして群馬のグランボレから学生さんチームが参戦。「ANPANMAN2008」アンパンマンとその仲間たちの衣装もしっかりと作りこんで完成度は高く、使用するBGMはCDに替え歌を自分たちで録音するという凝りよう。強風で跳べない時にはアンパンマンのダンスショーを何回もして、また会場を歩いては子供たちに大人気でした。暑い中これには主催者、スタッフ一同本当に感謝いたします。

   

  これらの仮装がテイクオフしていくたびに湧き上がる歓声に観客の皆さん、参加パイロット全員、敵味方なく飛べることに大感激でした。しかしわがスカイ獅子吼PGSチームのオリンピック柔道73kg級日本代表、鶴来出身金丸雄介選手を応援する仮装は、巨大柔道着の吹流しをひとつ飛んだところで予報どおり強い風が。残すところ3チーム、そこからは長い長いウェイティング・・・午後3時まで全員が辛抱強く待ち続けましたが、皆の熱い思いも風の神様には通じず、TAKチームのラージ部門「ペンギン物語」、地元もく遊りんの「木は地球の大黒柱2008」も飛べずに終了、本当に残念で仕方ありません。でもいつも参加してくれてありがとうございます。また次回の挑戦お待ちしています!
  ヴァーチカルレースもキャンセル。昨日の結果がそのまま総合成績になりました。

 閉会式はパーク獅子吼芝生広場にて午後4時から、和太鼓演奏を交えてにぎやかな表彰式の後、副大会長の白山市鶴来支所 越新一支所長からあいさつ、スカイ獅子吼の紺清美千子実行委員長の閉会宣言で来年の成功を祈りつつ幕を閉じました。


  【結果報告】
  ・ラージ部門
  優勝 賞金15万円  立山ハミングバード「タテヤマインパルス」
  準優勝 賞金8万円  BIRDSチーム「竹取物語」
  第3位 賞金5万円  スカイ獅子吼PGSチーム「獅子吼で金!北京でも金!がんばれ金丸選手」

  ・ノーマル部門
  優勝 賞金15万円  グランボレチーム「ANPANMAN2008」
  準優勝 賞金8万円  TAKチーム「ウルトラ怪獣大飛行」
  第3位 賞金5万円  獅子吼高原PGSチーム「パーマン」

  ・特別賞  各賞金2万円
  おいしい人参がとれたで賞  エアパークCOO「キャロットレーサー」
 緑のたぬきがいなかったで賞 KPS「舞い上がれ、九尾の赤いきつね」
  目玉の中から世界がよく見えたで賞 スカイ獅子吼PGS北口「目玉のおやじ」
 
  入賞者を含む全参加チームに鶴来の特産品、地酒、キリンビール、ところてんなどたくさんの賞品をもれなくお持ち帰りいただきました。また来年のお越しをお待ちしています。
 
  ・ヴァーチカルレース
  優勝  中村裕昭選手(愛知県)
  準優勝 小森さちよ選手(石川県)
  第3位 伊藤まりこ選手(愛知県)、板坂朝子選手(石川県)
  レースでは女性陣と地元勢が大活躍しました

  獅子吼高原スカイフェスタは2000年以来、天気予報にもかかわらず、毎回必ず飛べるというジンクスを今年もきっちりと守りました。さらに初日・2日目とも夕刻には穏やかな獅子吼コンデションとなってフリーフライトの花が咲いたことも付け加えておきます。 最後になりましたが、白山市鶴来支所の皆様、スカイ獅子吼・パーク獅子吼の皆様、大道芸人の皆様、地元関係各所の皆様、そしてスタッフとなって働いてくれたスカイ獅子吼パラグライダースクールの皆様、ご協力ありがとうございました。

 
      Photograph by 山本昌明  
    獅子吼高原スカイフェスタ実行委員会 石川県白山市鶴来本町4丁目ヌ85 TEL: 076-272-1111

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